妊娠中、尿漏れに悩まされた人も多いと思います。子供を産めば治るかなーと思っていたのに、産後も尿漏れに悩まされるとは思いもしなかったという人も多いのではないでしょうか。
私も、妊娠中は度重なる尿漏れに悩まされてきた主婦です。産後もしばらくは、尿漏れパッドが手放せなくて困ったことがあります。
きっと、こんな経験をされているのは私だけではないと思います。妊娠中からしばらくたっても、ふとした拍子に尿漏れしてしまう人も多いと思います。
そこで今回は、尿漏れに悩む産後の女性必見!産後の尿漏れはいつまで続くのか、対処法についてもご紹介します!
産後の尿漏れはどうして起こる?原因は筋肉の緩み?!
骨盤底筋っていう筋肉を知っていますか?実は、尿漏れの原因はこの骨盤底筋がカギを握っています。
骨盤底筋がある場所は、骨盤の底の部分で、お腹の中の内蔵や子宮、膀胱といった器官を受けて止めてくれている筋肉でもあるのです。でもどうしてこの骨盤底筋が、尿漏れと関係しているのかというと、それはズバリ骨盤底筋が出産によって緩んでしまったからなんです!
そもそも、妊娠中は子宮内で赤ちゃんを受け止めていたことで、尿道括約筋というおしっこをコントロールする筋肉に負担がかかることで尿漏れが起きやすくなっていました。ところが産後は、赤ちゃんが外に出ますのでそうした負担もなくなります。
しかし、大きな母ちゃんを分娩するにあたり、骨盤底筋はこれまでにない負担を受けます。この骨盤底筋が受けた負担は、みなさんが思っている以上に大きいものです。
みなさんも、分娩後すぐにこんな経験をされたことありませんか?おしっこを我慢していたつもりはないのに、たまたま入ったトイレでの排尿量が多かったとか、なかなかおしっこしたいなぁという感じがしないなぁとか…。
実はこれは、分娩によって尿道が傷ついたために起こる障がいでもあるんです。これが続くことで尿漏れを起こす人もいます。
つまりそれぐらい、お産では色々な器官に負担を与えることであるということと同時に、産後の尿漏れはある程度仕方がないことでもあるということなんですね。
産後の尿漏れはいつまで続くもの?
とはいえ、この尿漏れ状態がずっと続くと、さすが不安を覚えますよね。私もいつまでこの尿漏れが続くんだろう…と悩んだ時期があります。
一体産後の尿漏れはいつまで続くものなのでしょうか。産後の尿漏れに悩んでいる真っただ中にいる方のために、産後の尿漏れが続く時期についても調べてみました。
その結果、答えはズバリ3か月くらいまでであることがわかりました。一般的には多くの人が3か月程度で尿漏れが改善することが多いようです。
しかし、ここで安心してはいけません。これはあくまで統計的に見てそれぐらいということであり、すべての人がそうであるかといったらそうであるとは限りません。
長い人は数年たっても治らないという人もいるみたいです!それぐらい尿漏れトラブルは大変なことなんです。
では、尿漏れを防ぐためにはどんなことをしたらいいのかというと、それは安静と運動です。産後すくなくとも2か月程度は、むやみやたらに歩き回るのはやめるのがいいみたいです。
また、重いものを持ったりしても、負担になることがあるので、負担の大きい家事はお休みましょう。それからこれが一番重要なのですが、ガードルの着用はあまりおすすめではないそうです。
ガードルをすることで、おしり周りが加圧され骨盤底筋などの回復が遅くなることがあるそうです。ガードルの着用は、尿漏れが治ってからにしましょう。
骨盤底筋を鍛える体操をご紹介!
私が産後に尿漏れで困っているとき、助産師さんがあるアドバイスをくれたことがあります。それが、骨盤底筋を回復させるための体操です。
やり方はとても簡単!仰向けにて膝を立てたらお尻と腰を浮かせ、お尻と膣に力を入れて締めるだけ!これを1日数回繰り返すだけで、徐々に骨盤底筋のゆるみも収まってくるそうです。
他にも、座ってできる骨盤底筋の引き締め体操などが動画で紹介されておりますので、併せて挑戦してみてくださいね。
ちなみに、私はこの方法を試して見事3か月程度で尿漏れパッドを手放すことができました。尚、3か月経っても尿漏れに悩まされる人は、骨盤底筋の緩みも原因かもしれませんが、もしかすると他に原因がある可能性もあります。
そんな時は無理をせずに、お世話になった産婦人科に相談してみたり、泌尿器科などを訪れてみるのが好ましいです。自分で何とかしようとせず、専門の方の力を借りることも大切ですよ!
まとめ
・産後の尿漏れの原因はお産による骨盤底筋の緩み!
・産後の尿漏れは一般的には3か月ぐらいまで続きやすい!
・骨盤底筋を鍛えるなら骨盤底筋引き締め体操がおすすめ!
骨盤底筋の引き締め体操は、特にキツイこともないのですぐに取り組めると思います。しかし、人それぞれ体調には違いがあるので、自分の体調と相談しながら無理のない範囲で行ってみてくださいね!