へその緒にはどんな役割があるの?保管方法も紹介!

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へその緒と言う言葉を聞いたことがあると思います。出産を経験された方なら、お子さんのへその緒を大切に保管していることでしょう。

赤ちゃんとお母さんを繋ぐもの、という認識はあっても実際はどんな役割を持つものなのか、はっきり認識していない人も中にはいるのではないでしょうか。実際に、今初めての赤ちゃんを妊娠中のお母さん方の中には、へその緒がどのような状態になっているのか知らない人もいるかもしれません。

そこで今回は、へその緒の役割や保管方法などについてご紹介します。


へその緒は赤ちゃんが生きるための大切な管!

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へその緒の正式名称は、臍帯(さいたい)といい、妊娠中はお母さんのおなかの中に存在します。おなかの中にある胎盤と赤ちゃんのお腹をつなぐ管で、出産後は赤ちゃんと一緒に体外に出ます。

このへその尾自体は、プルプルとした管で、血管とくっついた状態で赤ちゃんとお母さんを繋いでいます。お母さんが摂取した栄養をはじめ、生きるために必要な酸素などをへその緒を通して赤ちゃんへと供給します。そのため、赤ちゃんは羊水という液体の中でもしっかり酸素を取り入れて生きていくことができるんです。

ちなみに、みなさん臍帯血というものをご存知ですか?

最近、医療ドラマやCMなどで耳にする機会が増えてきた臍帯血は、まさにこのへその尾や胎盤から採取される血液のことなんです。臍帯血には、血液を作るための造血幹細胞が含まれており、白血病などの血液疾患の治療に効果が見込まれるとして最近注目を浴びています。

医療を目的とした民間の臍帯血バンクも実際に存在します。興味のある方はチェックしてみてくださいね。

出産後のへその緒のケア方法は?

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出産までは目にする機会のないへその緒ですが、出産後はどういうケアが必要なのかについてもご紹介します。出産後は、先生の手によって赤ちゃんのへそが処置され、お風呂上がりの度に消毒が必要となります。

お風呂上りの消毒方法は、病院でも教わると思いますが、基本的には消毒液で優しく消毒します。病院で消毒キットを配布しているところもありますが、ない場合は市販のアルコール消毒液でOKです。

消毒が終わったら、へその緒が生乾きにならないようしっかり乾燥させます。ちなみに、消毒中に出血してびっくりすることもあります。

へその緒がはがれかかると、出血してしまうことがあるので、しっかりガーゼ等で止血しましょう。血が止まらなかったり、膿みがでたりするようなら、すぐにお医者さんに相談するのがおすすめです。

なにごともなく約1か月程度経つと、赤ちゃんのおへそにくっついてたへその緒は、自然にぽろっと剥がれ落ちます。なかなか取れないからといって、無理やり剥がそうとしたり、執拗におへそ周辺をいじったりすると、感染症を引き起こしたりするので注意が必要です。

ちなみに、消毒には赤ちゃん用のベビー綿棒がおすすめです。綿の部分が小さめにできているので、赤ちゃんの小さなおへそ周りもしっかり消毒ができます。

取れたへその緒の保管方法は?

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さて、1か月もすると自然と取れるへその緒ですが、ぽいっと捨ててしまわず、記念に取っておくとよいでしょう。取れたへその緒は、完全に乾ききっていないと、カビが生えることもあるので、数日は陰干ししておくのがおすすめです。

乾燥させたへその緒は、へその緒を入れる保管容器に入れておくと、カビや悪臭を防いでくれます。出産時に病院からあらかじめプレゼントとしてもらった人もいるかと思います。

もしも、自分で用意するという人はAmazonなどでも手に入るので、好きなものを購入してもいいですね。ちなみに最近は、オーダーメイドの名入れタイプのへその緒容器をはじめ、可愛らしいものがたくさん販売されていますので、いくつかご紹介します。

①へその緒ケース 国産桐箱使用 オーダーメイド名入れ

名入れはもちろん、デザインが選べるカスタマイズできるへその緒容器です。

②名前·出征記録入りへその緒入れケース(桐)

名入れをはじめ、出生時間や体重、身長などが入れられるタイプの記念のへその緒容器です。

③へその緒入れ アヒル

一見するとかわいいこけし風の置物ですが、中にはしっかりへその緒を保管しておくことができます。


まとめ

·赤ちゃんのへその緒は赤ちゃんが生きていくために必要な管!

·出産後のへその緒はお風呂上りに消毒ケアが必要!

·取れたへその緒は乾燥させてしっかり保管!

私も妊娠を期に、へその緒を母から頂きました。自分が生活するうえで思い返すことがないものではありますが、やっぱり自分が今生きていることの記念のものであることは間違いありません。

わが子が大きくなった時、へその緒を見返すことで出産のときの喜びを思い浮かべることができます。みなさんもぜひ、へその緒を素敵な思い出としてしっかり保管しておきましょう!